千谷の家
星野工務店創業からほど近い時期の昭和53年、「山を買ったから木を見に来てくれないか」と頼まれて、足掛け3年をかけてお仕事をさせていただいた作品である。 当時は家を建てるといったら、山を見ることから始めるというのがまだ当たり前でした。 「この木で家をつくってもらいたい」「どれだけの家ができるのか?」と言われて武者震いした思い出深い家。 あのころは大工さんよりも、木こりさんのほうが上に立つというくらい、木を見立てることから徹底的にこだわっていた。 立春の頃の木の伐採から乾燥まで丸1年余り。翌年春から刻みに入り1年半の仕事であった。 そしてに築30年を経た今でも、本物の木の家、天然乾燥された木の家は、色つやもすばらしいものである。 写真は久しぶりに訪ねたご夫妻とともに。
延床面積
建築期間
1979年〜1980年
建築年月
工法等
木造軸組み&伝統工法
所在地
小千谷市千谷地内